「女性性を高める」と聞くと、メイクを変えたり、スカートを履いたりすることをイメージされるかもしれません。もちろんそれらも大切ですが、スピリチュアルな世界で語られる「女性性」は、もっと内側にあるエネルギーの質を指すと言われています。
女性性が開花すると、頑張らなくても物事がスムーズに進むようになったり、パートナーシップが劇的に改善したり、豊かさが向こうからやってきたりすると考えられています。
まずは、スピリチュアルにおける「女性性」と「男性性」の正体について見ていきましょう。
1. スピリチュアルな視点で見る「女性性」と「男性性」とは
私たちの魂や肉体には、性別に関係なく、誰の中にも「男性性」と「女性性」の両方のエネルギーが存在していると言われています。これは東洋思想の「陰陽」にも通じる考え方です。
「女性性」のエネルギー(陰)
女性性は、内側に向かうエネルギーや、広がり受け入れる性質を持つとされています。
- 受容・共感: 相手をありのまま受け入れ、感情を分かち合う。
- 「Be(在る)」: 何かを達成しなくても、ただ存在することに価値を置く。
- 直感・感覚: 論理よりも、ふとした感覚やインスピレーションを大切にする。
- プロセス重視: 結果よりも、その過程や今の感情を味わう。
- 水・月・大地: 変化し、流れ、すべてを育む象徴。
「男性性」のエネルギー(陽)
一方で男性性は、外側に向かうエネルギーや、一点突破する性質を持つとされています。
- 決断・行動: 目標を決めて、それに向かって突き進む。
- 「Do(する)」: 何かを成し遂げること、成果を出すことに価値を置く。
- 論理・思考: データや理屈で物事を分析し、解決する。
- 結果重視: 効率的にゴールにたどり着くことを優先する。
- 火・太陽・風: 情熱を燃やし、切り拓く象徴。
どちらが良い・悪いではありません。この2つのバランスが整っている状態が、スピリチュアル的に最も健やかで、現実創造の力が高い状態だと言われています。
2. あなたは大丈夫?「男性性が強い女性」の特徴とサイン
現代社会は、効率や成果が求められる「男性性優位」の社会システムであることが多いと言われています。
そのため、多くの女性が、社会に適応しようとするあまり、自身の男性性を過剰に発達させ、女性性を抑圧してしまっているケースが見受けられます。
以下のような特徴に心当たりはありませんか? それは、あなたの「男性性」が頑張りすぎて、悲鳴を上げているサインかもしれません。
① 「自分でやったほうが早い」と思ってしまう
人に頼んだり任せたりするのが苦手で、全部自分で抱え込んでしまう。これは「与える力(男性性)」が過剰になり、「受け取る力(女性性)」が閉じている状態と言われています。
「甘えること=迷惑をかけること、弱さ」という思い込みが、潜在意識にあるかもしれません。
② 常に思考が働いていて、休まらない
「次はあれをしなきゃ」「もっと効率よく動くには」と、頭の中で常に段取りを組んでいませんか?
思考(左脳)は男性性の領域です。リラックスして「ぼーっとする」ことに罪悪感を感じる場合、女性性が枯渇している可能性があります。
③ 勝ち負けや正しさにこだわってしまう
議論になった時に相手を論破したくなったり、無意識に周りの人と自分を比べて優劣をつけたりしてしまうのは、競争原理である男性性の特徴です。
「負けたくない」という気持ちが強すぎて、鎧が脱げなくなっている状態かもしれません。
④ 生理不順や婦人科系の不調がある
スピリチュアルな視点では、子宮は「女性性の座」であると言われています。
女性性を否定して戦い続けていると、そのストレスやエネルギーの滞りが、子宮や卵巣といった女性特有の臓器の不調として現れることがあるという説もあります。
3. 愛も豊かさも受け取る!「女性性が高い人」の特徴
では逆に、女性性が高く、開花している人にはどのような特徴があるのでしょうか。
彼女たちは、頑張って何かを「掴み取る」のではなく、自然と「引き寄せる」磁石のような魅力を持っています。
雰囲気が柔らかく、隙(スペース)がある
女性性が高い人は、オーラがふんわりとしていて、他人を受け入れる余白(隙)があると言われています。
いつもセカセカしておらず、動作や話し方がゆったりしているため、周りの人が「話しかけやすい」「助けてあげたい」と感じるようです。
感情表現が豊かで、自分に嘘をつかない
嬉しい時は喜び、悲しい時は泣く。自分の感情(水)を堰き止めず、素直に流すことができます。
「こんなことを言ったらどう思われるか」という思考よりも、「私は今こう感じている」という感覚を大切にしているため、その裏表のなさが人を惹きつけるのでしょう。
「受け取り上手」である
褒められたら「ありがとう」と素直に受け取り、プレゼントや親切も遠慮せずに喜びます。
彼女たちは「受け取ること」が相手への愛(与える喜びを相手に感じさせること)であることを、本能的に知っているのかもしれません。
直感に従って生きている
根拠がなくても「なんとなくこっち」という直感を信頼しています。
宇宙や自然の流れと同調しているため、タイミング良くチャンスを掴んだり、不思議なご縁に恵まれたりすることが多いと言われています。
4. 今日からできる!スピリチュアルな「女性性開花」の方法
「私の女性性は死んでしまったのかも……」と落ち込む必要はありません。
女性性は決して失われるものではなく、ただ眠っているだけ、あるいは隠れているだけだと言われています。
日々の意識を少し変えるだけで、蕾がほころぶように、あなたの女性性は再び開花し始めます。
【感覚・五感】心地よさを最優先にする
女性性を高める鍵は「快(気持ちいい)」の感覚です。
「安いから」「便利だから」ではなく、「ときめくから」「肌触りがいいから」で選んでみましょう。
- 香り: アロマや生花の香りを深く吸い込む(嗅覚は脳にダイレクトに届くと言われます)。
- 肌触り: シルクやオーガニックコットンなど、皮膚が喜ぶ素材の下着やパジャマを着る。
- 色: ピンクや花柄など、心が華やぐ色を身につける(第4チャクラの活性化)。
【肉体】子宮(第2チャクラ)を温め、緩める
スピリチュアル的に、女性性のエネルギーセンターはおへその下(丹田・子宮エリア)にある「第2チャクラ」だと言われています。
ここを温めることは、女性性を育む基本のアクションです。
- お風呂: シャワーで済ませず、湯船に浸かる。水のエレメントと一体化し、感情のデトックスを行う。
- カイロ・腹巻き: 物理的に子宮周りを温めることで、安心感が生まれ、閉じ込めていた感情が溶け出すと言われています。
【マインド】「〜しなければ」を手放し「ダラダラ」を許可する
何もしない時間は、無駄な時間ではありません。女性性をチャージする神聖な時間です。
「生産性がないこと」を自分に許してあげてください。
ただ空を眺める、カフェでぼーっとする、昼寝をする。
「Doing(すること)」を止めて「Being(ただ在ること)」に浸る時、あなたの女性性は静かに満たされていくでしょう。
【行動】小さな願いを叶えてあげる
「トイレに行きたい」「水を飲みたい」「あのチョコが食べたい」
そんな、あまりに些細で無視してしまいがちな体の声を、丁寧に拾って叶えてあげてください。
これは、自分の中の「お姫様(女性性)」の願いを、自分の中の「ナイト(男性性)」が叶えるという、自己完結型のパートナーシップの練習になります。
5. 目指すべきゴールは「男性性と女性性の統合」
女性性を高めることは大切ですが、だからといって「男性性を捨てなさい」ということではありません。
スピリチュアルな成長の最終地点は、自分の中にある「男性性と女性性の統合(聖なる結婚)」であると言われています。
「内なるパートナーシップ」が現実を作る
理想的な状態とは、以下のようなバランスだと言われています。
- 内なる女性性: 「これがしたい!」「こうなりたい!」と自由に願い、感じる。
- 内なる男性性: 「わかった、任せておけ!」と、その願いを叶えるために現実的に行動し、守る。
これまでは、内なる男性性が「そんなの無理だ」「我慢しろ」と、内なる女性性を抑圧していたかもしれません(亭主関白な状態)。
まずは女性性を癒やし、高めることで、この関係性を修復します。
自分の中で男性性と女性性が愛し合い、協力し合う状態になると、現実のパートナーシップでも理想的な相手(ツインレイなど)と結ばれたり、仕事とプライベートが両立したりと、人生全体が調和していくと考えられています。
6. 簡単セルフチェック!今のあなたのバランスは?
最後に、現在のあなたのエネルギー状態を確認してみましょう。
AとB、どちらの項目が多く当てはまりますか?
【グループ A】
- 結果が出ないことには意味がないと思う
- 人に頼るくらいなら自分でやったほうが早い
- スケジュールが埋まっていないと不安だ
- 感情的になるのは恥ずかしいことだと思う
- 「すみません」が口癖になっている
【グループ B】
- 根拠はないけれど「なんとなく」で決めることが多い
- 美しいものや可愛いものを見ると元気が湧く
- 予定のない休日でも罪悪感なくのんびりできる
- 褒められたら「ありがとう」と素直に言える
- プロセスや過程を楽しむことができる
★ Aが多かった方:
現在、少し「男性性」が強くなっているようです。社会的に活躍されている頑張り屋さんが多いでしょう。今は意識的に「緩む」「休む」「感じる」時間を取り入れ、女性性を養ってあげてください。
★ Bが多かった方:
「女性性」が豊かに開花している状態に近いようです。その感性を大切にしてください。もし現実的な問題(お金や仕事など)で行き詰まりを感じる場合は、その感性を形にするための「男性性(行動力)」を少しプラスすると、よりバランスが良くなるかもしれません。
まとめ:鎧を脱いで、ありのままの「花」として咲く
女性性を高めるとは、何者かになることではありません。
今まで身につけてきた重たい鎧を脱ぎ捨て、本来のあなたの柔らかさ、温かさ、美しさを取り戻すこと、いわば「還る(かえる)」作業です。
あなたがただリラックスして、笑顔でいること。
自分の心地よさを大切にすること。
それは決してわがままではなく、周りの人や世界を照らす光になります。
花は「咲かなきゃ」と努力して咲くのではありません。太陽の光を浴び、水を飲み、ただ安心してそこに在るからこそ、美しい花を咲かせます。
あなたも同じです。どうかご自身の中にある女神のような女性性を信じて、もっと自由に、もっと優しく、あなた自身の人生を愛してあげてくださいね。

